<Header>
<Author: 李白>
<Title: 塞下曲六首 五>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 塞下の曲>
<BookPage: 196>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
塞虜乘秋下，
天兵出漢家。
將軍分虎竹，
戰士臥龍沙。
邊月隨弓影，
胡霜拂劒花。
玉關殊未入，
少婦莫長嗟。
<End Poem>
<Translation>
匈奴は馬肥える秋の務節になると侵入してくる。これに對して朝廷からこれを討伐 すために軍隊を派遣せしめられる。このとき將軍は天子から銅虎符と竹使福との二つの割り行を拝受して、兵士を徵集し、都門を出て現地におもむいた。従軍した兵土たちは塞外の沙漠に陣営を張り、そこで起き伏しする。戦闘はやむときがない。要塞の上にかたむく三日月は、手にもっている弓と同じように細くまがって気味わるい光を出し、沙漠におく霜は白く冴えて、ぬきはなった劍の刀にうつると花のようにきらめく。まだまだ玉門關までひきあげてきたものはない。まして内地へ歸還することな 、思いもよらない。出征兵士の家庭に待っている若い妻など、はやなげきかなしんでいるようすだが、よしたがよい。まだまだそんなときではないのだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
匈奴は馬肥える秋の務節になると侵入してくる。
これに對して朝廷からこれを討伐 すために軍隊を派遣せしめられる。
このとき將軍は天子から銅虎符と竹使福との二つの割り行を拝受して、
兵士を徵集し、都門を出て現地におもむいた。
従軍した兵土たちは塞外の沙漠に陣営を張り、そこで起き伏しする。戦闘はやむときがない。
要塞の上にかたむく三日月は、手にもっている弓と同じように細くまがって気味わるい光を出し、
沙漠におく霜は白く冴えて、ぬきはなった劍の刀にうつると花のようにきらめく。
まだまだ玉門關までひきあげてきたものはない。まして内地へ歸還することな 、思いもよらない。
出征兵士の家庭に待っている若い妻など、はやなげきかなしんでいるようすだが、よしたがよい。まだまだそんなときではないのだ。
<End Formatted Translation>